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2026-10-18 アレコレ編集部

「月経カップってどうなの?」経血量・衛生・挿入のリアルな疑問にAIが答える【2026年版】

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月経カップについて考える女性

「月経カップって名前は聞いたことあるけど、実際どうなの?」。ナプキンやタンポンの買い足しに地味にお金がかかることに気づきながらも、挿入して使うタイプに踏み出せずにいる人は多いはずです。「漏れそう」「痛そう」「不衛生になりそう」という不安が先に立って、結局いつもの売り場で同じものをカゴに入れてしまう。

実は、20〜40代女性を対象にした2024年の調査では、月経カップの認知率はすでに約50%まで上がっていて、2人に1人は名前を知っているという結果が出ています。それでも実際に使ったことがある人はごく一部にとどまるのが現状です。一方で、国内メーカーが実施したユーザーアンケートでは、95%が「今後も使い続けたい」と回答したという結果も報告されています(後述する海外の大規模レビューでの継続意向73%とは調査対象・規模が異なる数字です)。知っているけど使わない人と、使ったら手放せない人。この落差の正体を、素朴な疑問に沿って整理してみます。

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Q1. そもそも月経カップってどういう仕組み?

月経カップは、医療用シリコンやTPE(エラストマー)でできた、直径3〜4.5cmほどの小さなカップ状の生理用品です。指で折りたたんで腟内に挿入すると内部で開き、吸収するのではなく経血を「溜める」仕組みで生理の血を受け止めます。

ナプキンのように肌に経血が触れ続けることがなく、タンポンのように吸収体が腟内の水分まで吸ってしまうこともありません。装着時間の目安はメーカーや専門家によって幅がありますが、長くても12時間以内には取り出して中身を捨て、水や専用洗浄剤で洗ってから再度装着するのが共通したルールです。1個あたり3,000〜5,500円程度と初期費用はかかりますが、適切にお手入れすれば数年単位で繰り返し使えます。

Q2. 「漏れない?」を海外の研究データで確認すると

一番気になるのはやはり「本当に漏れないのか」という点でしょう。これについては、43件の研究・合計約3,300人分のデータをまとめた国際的な系統的レビューが参考になります。月経カップとナプキン・タンポンを直接比較した研究では、漏れの程度は同程度かそれ以下だったと報告されており、カップだからといって特別に漏れやすいという結果は出ていません。同じレビューでは、実際に使った人のうち73%が「このまま使い続けたい」と回答したというデータも示されています。

月経カップとナプキン・タンポンの漏れやすさを比較したイラスト

ただし、漏れが起きるケースとして挙げられているのは、経血量に対してカップのサイズが合っていない、正しい位置まで挿入・展開できていない、取り出すタイミングが遅れて容量を超えてしまった、といった「使い方」の問題がほとんどです。初めての生理周期でうまくいかなくても、サイズや挿入角度を見直すことで改善するケースが多いとされています。

Q3. 衛生面は大丈夫?TSS(トキシックショック症候群)が心配

挿入して使うタイプの生理用品といえば、タンポンのTSS(トキシックショック症候群)のリスクを思い浮かべる人も多いでしょう。月経カップについても、同じレビューの中でTSSの報告が5件確認されています。極めて稀ではあるものの、ゼロではないという事実は知っておく必要があります。

フランスの食品・環境・労働衛生安全を扱う公的機関ANSESは、月経カップの誤った使用による危険性について注意喚起を行っており、調査対象となった製品の一部で、TSSなどのリスクに関する説明が取扱説明書に十分でなかったとして、メーカー側に情報提供の改善を勧告した経緯があります。共通して挙げられている注意点は以下のとおりです。

  • TSSを過去に発症したことがある人は使用を避ける
  • 腟内や外陰部に傷・炎症・感染症がある状態では使用しない
  • 出産直後や流産直後は、医師に相談してから再開する
  • 決められた時間を超えて装着し続けない(長くても12時間以内が目安)

「漏れないから」と装着時間を延ばしすぎるのは、衛生面のリスクを自分から高める行為になってしまいます。

Q4. IUD(子宮内避妊具)を使っている人は注意が必要

見落とされがちですが、IUD(子宮内避妊具)を使っている人にとっては重要な論点があります。海外の複数の研究をまとめたレビューによると、月経カップを併用しているIUDユーザーは、併用していない人に比べてIUDが脱落(抜け落ちる)するリスクが上がる可能性が指摘されています。ある臨床試験では、月経カップ併用者のIUD脱落率が17.3%だったのに対し、非併用者では5.2%にとどまったというデータもあります。

月経カップ利用者が注意すべきポイントを示す図

脱落が起きたタイミングとして多く報告されているのが、カップを取り出す瞬間です。腟内で密着したカップを引き抜く際の陰圧(吸着力)が、近くにあるIUDを一緒に引っ張り出してしまうことがあると考えられています。IUDを使用している人が月経カップを試したい場合は、事前に婦人科医に相談し、取り出し方のコツ(カップの底をつまんで密着を解除してから引き抜く)を正しく理解してから使い始めるのが安全です。

Q5. 結局、どれくらいお得になるの?

月経カップ・ナプキン・タンポンの年間コストを比較したグラフ

衛生面のハードルをクリアできるなら、気になるのはコストでしょう。生理用品にかかる費用を比較したデータでは、おおよそ次のような違いが出ています。

種類年間コストの目安備考
使い捨てナプキン4,200円〜6,000円毎月の買い足しが必要
タンポン7,200円〜12,000円種類により幅が大きい
月経カップ約1,000円(5年使用換算)初期費用3,000〜5,500円を複数年で償却

※各メーカーの公表価格・生理用品のコストに関する既存の試算をもとに編集部が概算したものです。使用頻度や製品の種類によって幅があります。

初期費用だけ見るとナプキンより高く感じますが、数年単位で使い続けられる前提で年割りすると、他の生理用品より総コストが大きく下がる計算になります。生涯でかかる生理用品の費用で比較すると、数十万円規模の差になるという試算も報告されています。もちろん、洗浄の手間や外出先での扱いやすさなど、お金では測れない要素も選ぶ基準に含めて考える必要があります。

🚨 こんな人は使用を避けた方がいい・一度立ち止まりたい

  • ❌ TSS(トキシックショック症候群)を発症したことがある
  • ❌ 腟炎などの感染症にかかっている、または治ったばかり
  • ❌ 出産・流産の直後で、医師の許可をまだ得ていない
  • ❌ IUDを使用していて、婦人科医に相談せずいきなり併用を始める
  • ✅ 生理期間外の「乾いた状態」でいきなり練習挿入するのは避け、まずは正しい挿入・取り出し方の情報を確認してから生理中に試す

結局どれを選べばいいのか

初めて使うなら、挿入のしやすさ・硬さ・サイズ展開のわかりやすさで選ぶのが失敗しにくいポイントです。代表的な3タイプを並べてみました。

メルーナ 月経カップ
メルーナ(MeLuna)クラシック ドイツ製
¥3,960
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ドイツ製で世界的に流通量が多く、硬さ・サイズ・ステムの形が細かく選べるのが特徴。自分の体に合わせて調整したい人向けの定番ブランドです。

フェミナック カルミエ 月経カップ
feminak(フェミナック)カルミエ 日本製
¥4,780
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ゴム製品メーカーが日本人の体格に合わせて設計した国産ブランド。初心者向けにやわらかめの処方で、挿入時の違和感を抑えたい人に向いています。

ソフィ ソフトカップ 月経カップ
ソフィ ソフトカップ(ユニ・チャーム)
¥5,197〜
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ナプキン・タンポンで馴染みのある国内大手メーカーの製品。ブランドの信頼感を重視したい人や、初めて挿入タイプを試す心理的なハードルを下げたい人に向いています。

まとめ

  • 月経カップの認知率は約50%まで上がっているが、実際に使ったことがある人はまだ少数派。ただし使用経験者の満足度・継続意向は高い
  • 国際的な系統的レビューでは、漏れの程度はナプキン・タンポンと同程度かそれ以下という結果が出ている
  • 衛生面ではTSS(トキシックショック症候群)の報告がごく稀にあり、装着時間の目安(長くても12時間以内)は必ず守る
  • IUD(子宮内避妊具)を使用している人は、カップ併用によるIUD脱落リスクの上昇が指摘されている。使用前に婦人科医に相談を
  • コスト面では、数年単位で使い続ける前提なら他の生理用品より総コストを大きく下げられる可能性がある

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