吸水ショーツを買うべき人・まだナプキンでいい人|「完全移行」の前に知っておきたい目安【2026年版】
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「吸水ショーツって気になってるけど、結局ナプキンでいいかも」。そう思ったまま数年が経っている人は少なくないはずです。実際、吸水型サニタリーショーツを「知っている」という人は7割を超えているのに、実際に「購入したことがある」人は5%程度にとどまるという調査結果があります(Be-A Japan調べ、18〜49歳女性2,032人対象)。認知と行動のあいだにこれだけの差があるジャンルも珍しいのではないでしょうか。SNSでは「もう手放せない」という声がある一方で、「試したけど自分には合わなかった」という声も同じくらい見かけます。結局のところ、吸水ショーツは「みんなが買うべきもの」ではなく、「買うべき人と、まだ急がなくていい人がはっきり分かれるアイテム」というのが実情に近いようです。今回は、その判断基準を数字ベースで整理してみます。
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そもそも吸水ショーツとは何か、なぜ今また注目されているのか
吸水ショーツは、ナプキンを使わずにショーツ自体が経血を吸収する構造になった下着です。吸水層・防水層などが重なった多層構造で、1枚で数時間分の経血を受け止められるよう設計されています。海外の市場調査では、世界の吸水ショーツ(Period Panties)市場は2025年時点で1.5億〜2億ドル規模(当時のレートでおおよそ220〜300億円相当)と評価する調査会社もあり、2033年にかけて年平均20%前後というかなり高い成長率で拡大すると予測されています。特にアジア太平洋地域は今後最も成長率が高い地域の一つとされ、環境配慮や使い捨て製品への依存を減らしたいという消費者意識の高まりが背景にあると分析されています。海外でも「サステナブルな生理用品」としての位置づけが強まっており、単なる目新しいアイテムというより、生理用品の選択肢の一つとして定着しつつある段階と言えそうです。
「知っている」75%・「買った」5%のギャップの正体

先ほど紹介した調査では、吸水ショーツを「よく知っている」「なんとなく知っている」を合わせると認知度は7割以上に達する一方、実際に購入した経験がある人は5.4%にとどまっています。この差の理由としてよく挙がるのが、「値段が高そう」「洗うのが面倒そう」「不衛生なのでは」という3つの不安です。
興味深いのは、一度購入した人にかぎると6割以上が生理中に継続してリピート使用しているという点です。つまり「試してみたら想像より快適だった」という声が多い一方で、そもそも試すハードルが高く、多くの人が「知ってはいるけど手を出せていない」状態にとどまっているのが実態です。この記事を読んで「自分はどちら側なのか」を判断する材料にしてもらえればと思います。
買うべき人の条件:こんな悩みがあるなら試す価値が高い
以下のような悩みに心当たりがある人は、吸水ショーツが向いている可能性が高いといえます。
| 悩み・状況 | 吸水ショーツが合う理由 |
|---|---|
| ナプキンのムレ・かぶれが気になる | 通気性の高い素材で肌トラブルが減ったという声が多い |
| 経血量が軽い〜普通の日が多い | 1枚で長時間対応でき、こまめな交換の手間が減る |
| 尿もれ・産後の悪露も同時にケアしたい | 経血だけでなく尿もれ用としても使える製品が多い |
| ゴミを減らしたい・繰り返し使いたい | 洗って繰り返し使えるため使い捨てナプキンの消費を減らせる |
| 旅行や外出先で交換のタイミングに困る | 半日程度は交換不要なため外出中の安心感が高い |
特に「軽い日〜普通の日」を中心に使う人には相性が良く、1枚あたり60ml前後を吸水できるタイプなら、多くの人の日中の経血量をカバーできます。参考までに、1回の月経全体の経血量は20〜140ml、1日あたりの平均は4〜28mlとされており、ナプキンの使用枚数でいうと初日2〜3枚、多い日で4〜6枚、生理期間トータルで15〜20枚程度が目安といわれています。この数字と自分の普段の経血量を照らし合わせると、必要な吸水量のイメージがつかみやすくなります。
まだナプキンでいい人・慎重になったほうがいい人
一方で、以下に当てはまる人は「今すぐ全面移行」ではなく、併用や様子見から始めたほうが失敗が少なくなります。
- ❌ 経血量が多い日がある人が、吸水ショーツ1枚だけで乗り切ろうとする
- ❌ 外出先で頻繁に交換できない環境なのに、多い日にも使おうとする
- ⚠️ 初めてで自分の経血量に対してどのくらいの吸水量が必要か把握できていない
- ⚠️ 洗濯・乾燥の手間を許容できるかどうか試したことがない
- ✅ まずは軽い日・普通の日だけ試してみたい
婦人科系の情報サイトなどでも、経血量が多い日は吸水ショーツ単体ではなくナプキンやタンポンと併用することが一般的に勧められています。理由は単純で、吸水ショーツには吸水できる上限があり、量が多い日は交換のタイミングを逃すと漏れのリスクがあること、また濡れたまま長時間身につけると肌トラブルにつながりやすく、半日に1回程度の交換が推奨されているためです。「1枚で1日中OK」というイメージだけで多い日に単体使用すると、外出先で困る可能性がある点は事前に知っておきたいポイントです。
コストで比較するとどうなるか

ナプキンやタンポンなどの生理用品にかかる年間費用は、鎮痛剤なども含めるとおよそ1万2,800円という試算が複数の生理用品コストに関する調査記事で見られ、12歳から50歳までの生涯で考えると総額は40万円台後半に達するという計算も見かけます。吸水ショーツは1枚あたり5,000〜8,000円程度が中心価格帯とやや高く感じられますが、正しくケアすれば1〜2年以上繰り返し使えるとされているため、複数枚をそろえて使い捨てナプキンの使用量を減らせれば、中長期的にはコストを抑えられる可能性があります。ただし「ナプキンを完全にゼロにする」よりも「多い日はナプキン、軽い日は吸水ショーツ」という併用型のほうが、コストと安心感のバランスが取りやすいという声が多いのも事実です。
選ぶときにチェックしたい3つのポイント
- 吸水量の表示を確認する:60ml前後は軽い日〜普通の日向け、125ml前後は普通の日〜多い日向けが目安。自分のナプキン使用枚数と照らし合わせて選ぶ。
- 洗い方の手間を確認する:吸収体部分だけを分離してすすげる設計かどうかで、日々の洗濯の負担が大きく変わる。
- 消臭・抗菌機能の有無:長時間使うアイテムだからこそ、ニオイ対策機能の有無は快適さを左右する。
商品選びで失敗しやすいのは、「とりあえず一番安いものを1枚だけ買って試す」パターンです。吸水量の合わないものを選んでしまうと「思ったより漏れた」という体験だけが残り、合わなかった判断になりがちです。まずは自分の普段の経血量に合った吸水量の製品を選ぶことが、続けられるかどうかの分かれ道になります。
¥6,237〜(Amazonは単品1枚の価格、楽天は2枚セットの価格のため単品より割安に見えます)
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まとめ:「全員が買うべき」ではなく「自分の状況に合うか」で決める
吸水ショーツは、軽い日〜普通の日を快適に過ごしたい人、肌トラブルやゴミの量を減らしたい人にとっては試す価値が高いアイテムです。一方で、経血量が多い日を1枚だけで乗り切ろうとしたり、洗濯の手間を考えずに全面移行しようとすると、思っていた快適さを得られないこともあります。大切なのは「話題だから買う」のではなく、自分の経血量・生活スタイル・洗濯の手間の許容度を踏まえて、吸水量や枚数を選ぶことです。とはいえ、自分の経血量に合う製品を口コミや商品ページだけで見極めるのは意外と大変で、価格や吸水量の表示もブランドごとにばらつきがあります。
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