ブログ一覧に戻る
2026-09-27 アレコレ編集部

「親の耳、最近遠くなった気がする」を放置しない|集音器と補聴器の違い、後悔しない選び方【2026年版】

📣 本日のセール AIが今日の割引から厳選 — 毎朝6時更新

実家で母親と穏やかに会話する娘

お盆や年末年始に実家に帰ったとき、こんなことはありませんでしたか。

テレビの音量がいつもより大きい。何度も聞き返される。後ろから呼びかけても振り向かない。電話で「え?」が増えた気がする——。でも本人に聞くと「年のせいだから大丈夫」「病院に行くほどじゃない」と流されてしまい、次に帰省するまで話が進まないまま数ヶ月が過ぎる。そんな経験を持つ人は少なくないはずです。

この記事は、AIお買い物アシスタントアレコレが提供しています。商品URLを貼るだけで、サクラ検出・低評価分析・価格比較をAIが5分で自動検証します。

実は「聞こえにくさ」を放置することは、単なる不便では済まない可能性があります。この記事では、親の難聴サインへの気づき方、通販でよく見かける「集音器」と医療機器の「補聴器」の違い、そして家族が後悔しないための選び方を整理します。

「年のせい」で済ませていいのか? 難聴と認知症の意外な関係

難聴を軽く見過ごせない理由のひとつが、認知機能への影響です。2024年に更新された国際的な認知症研究委員会(ランセット委員会)の報告書では、中年期以降に対処可能な認知症リスク要因のうち、難聴が最大級の影響を持つ因子として挙げられています。加齢性難聴を治療せず放置すると、脳が音を処理するための情報量が減り、それが認知機能の低下と関連しているという見方です。

海外の代表的な追跡研究では、聴力の程度によって認知症になるリスクが標準的な聴力の人と比べて軽度難聴で約2倍、中等度難聴で約3倍、重度難聴では約5倍高まるという報告があります。国内の研究でも、難聴は認知症の危険因子の中で寄与度が高い項目のひとつとされており、厚生労働省が推進する認知症施策の中でも、難聴は生活習慣病などと並ぶ危険因子のひとつとして位置づけられています。

一方で、朗報もあります。海外の高齢者を対象にした比較的大規模な追跡研究では、認知機能低下のリスクが高い高齢者において、補聴器を使用したグループのほうが使用しなかったグループより認知機能の低下が緩やかだったという結果も出ています。つまり「聞こえの対策」は、家族のコミュニケーションを楽にするだけでなく、脳の健康を守る選択肢にもなり得るということです。

「まだ病院に行くほどでは」と本人が渋る気持ちもわかりますが、放置するデメリットを知っておくと、声のかけ方も変わってくるかもしれません。

難聴の程度と認知症リスクの関係を示すグラフ

親子でテレビを見ながら会話している様子

集音器と補聴器、実は”別物”だと知っていますか

家電量販店やネット通販で「集音器」「助聴器」という名前の製品を見たことがある人は多いと思います。価格も1万〜3万円程度と手頃で、「まずはこれで様子を見てもらおう」と考えるのは自然な発想です。しかし、集音器と補聴器はまったく別のカテゴリーの製品です。

補聴器は薬機法にもとづき厚生労働省の認可を受けた「管理医療機器」で、聴覚に障害がある人が使うことを前提に設計されています。周囲の音を一律に大きくするのではなく、使用者が聞き取りにくい音域だけを選んで増幅する仕組みを持ち、専門店で聴力測定をしたうえで一人ひとりに合わせて細かく調整(フィッティング)します。価格は片耳あたりおおむね10万〜30万円台が中心です。

一方の集音器は、あくまで「音を大きくする家電」という位置づけです。医療機器としての認可や、効果・安全性についての基準は定められていません。マイクが拾った音をすべて大きくするため、雑音まで一緒に増幅されてしまい、かえって聞き取りづらく感じる人もいます。安価で手軽な反面、「難聴の治療」を目的とした製品ではない点に注意が必要です。

比較項目補聴器集音器
位置づけ管理医療機器(厚労省認可)家電(認可・基準なし)
音の増幅方法聞き取りにくい音域だけ調整周囲の音を全体的に増幅
価格帯の目安片耳10万〜30万円台1万〜3万円程度
購入前の調整専門店で聴力測定・フィッティング基本的に調整なし、届いてすぐ使用
向いている場面難聴と診断された、日常的に使いたい一時的に会話を補助したい、お試し

国民生活センターも通信販売で購入した補聴器や集音器をめぐるトラブルについて注意喚起をしており、「使ってみたら合わなかったが返品できない」といった相談が一定数寄せられています。とくに通信販売で購入した場合はクーリングオフの対象にならないケースもあるため、価格の安さだけで即決するのはリスクがあります。

「まず集音器で試してから」が遠回りになることも

集音器と補聴器のどちらを選ぶべきかは、聞こえにくさの原因と程度によって変わります。ただ実務的に気をつけたいのは、「安いから」という理由だけで集音器を先に試し、合わなかったら次は補聴器、という順番で進めると時間もお金も余計にかかりやすいという点です。

年齢による聞こえの変化がある程度進んでいる場合、集音器では雑音ばかりが増幅されて「うるさいのに聞き取れない」状態になり、本人が「やっぱり無理だった」と対策そのものへの意欲を失ってしまうことがあります。実家の親がすでに「聞き返しが増えた」「テレビの音量が明らかに大きい」といったサインが出ている段階なら、まず耳鼻咽喉科で聴力検査を受け、必要に応じて補聴器専門店で相談する流れのほうが結果的に早いケースが多いです。

逆に、聴力自体に大きな問題はなく「会議や電話など特定の場面だけ聞き取りにくい」「一時的に会話を補助したい」という段階であれば、集音器や、価格を抑えた既製品タイプの補聴器(OTC〈市販〉型)から試してみる選択肢もあります。海外では医師の処方箋なしで購入できる市販型補聴器の制度が広がっており、処方箋型の補聴器と比べて価格が抑えられている点が特徴です(価格帯は国・時期によって幅があるため、興味があれば最新の情報を個別に確認することをおすすめします)。国内では制度や取り扱い店舗がまだ限定的なため、購入前に対応可否を確認する必要があります。

耳鼻咽喉科で聴力検査を受ける高齢の女性

補聴器選びで後悔しないための3つのポイント

いざ補聴器を検討するとなると、価格の幅も選択肢も多く、何から手をつければいいか迷う家族は多いはずです。実際の相談窓口や専門店の情報から、後悔を減らすためのポイントを整理しました。

1. いきなり買わず、レンタルや試聴を使う

補聴器専門店の多くが、購入前に2週間〜1ヶ月程度のレンタルや店内試聴に対応しています。費用は店舗や機種によって無料から数千円程度までさまざまで、いきなり10万円以上の買い物をするよりはるかにリスクが低い方法です。補聴器は装着してすぐ「劇的に聞こえるようになる」道具ではなく、脳が新しい音の情報に慣れるまで一定の期間が必要とされています。レンタル期間中に本人が違和感なく使い続けられるかを確認してから購入を決めるのが安全です。

2. 「認定補聴器技能者」がいる専門店を選ぶ

補聴器は聴力に合わせた細かい調整(フィッティング)が効果を大きく左右します。国家資格ではありませんが、専門の研修を受けた「認定補聴器技能者」が在籍する店舗であれば、聴力測定から調整、アフターケアまで一貫して相談できます。通販で本体だけを購入すると、この調整のプロセスが抜け落ちてしまう点に注意が必要です。

3. 自治体の助成制度を確認する

65歳以上の高齢者を対象に、補聴器購入費用の一部を助成する制度を設けている自治体が増えています。所得制限や年齢の下限、対象店舗などの条件は自治体によって大きく異なり、上限額も2万円台〜7万円台超までばらつきがあります。制度自体がない自治体もあるため、「(お住まいの自治体名)+補聴器 助成」で検索するか、地域包括支援センターや高齢福祉課に問い合わせて確認しておくと、数万円単位で負担を減らせる可能性があります。

親への伝え方も工夫が要る

聞こえの問題は、本人にとって「老い」を突きつけられるようでデリケートな話題になりがちです。「耳が遠いんじゃない?」と直接指摘すると身構えられてしまうこともあるため、「最近テレビの音量、前より大きくなった気がする」「今度一緒に耳鼻科で検査してもらおうよ、私も気になることがあって」など、本人を責めない言い方で誘うのがコツだと紹介されることが多いです。認知症予防という文脈で伝えると前向きに捉えてもらいやすい、という声も専門店の相談事例では見られます。

育児と親の世話が同時に重なる「ダブルケア」の渦中にいると、実家の異変に気づいても、専門店を何軒も回って比較する時間まではなかなか取れないものです。すべてを自分たちで一から調べて店舗を比較し、通販サイトの口コミが信頼できるかどうかまで見極めるのは、共働きで実家のことまで手が回らない家庭にとって想像以上に負担が大きい作業です。特に集音器の通販サイトでは、効果を誇張したレビューが紛れ込んでいるケースも報告されています。

気になる商品があれば、アレコレで検証してみましょう!

ブログ一覧に戻る
無料で試す 話しかけてみる